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意外と厳しい社会情勢

１００年に一度の不況だと言われる今の生活にあっては、特にこれから新しい生活を築いていこうとする若いお二人には、新生活を幸せに過ごしてもらうためには万全の準備をもってスタートして欲しいものです。

しかし、現在日本では１分５０秒に一組の夫婦が離婚していると言います。２００１年（13年）では２８万９千組が離婚しています。平成14年度は若干減少したもののそれ以降25万組前後ご夫婦が離婚しています。これらから推測すると冷え切った夫婦生活をしている離婚予備軍のご夫婦が多数控えていると言っても過言ではないと思います。

家庭内葛藤や家庭の崩壊等の家庭から発信される、家庭内暴力、引きこもり、援助交際等が後を絶たず社会問題化しております。
一方大人社会でも不倫、ドメスチック・バイオレンス、児童虐待、依存症等が家族の病理現象として問題になっています。
さらに、今世の中は、不況で経済状態が思わしくない状況にあり、社会の二極化に拍車がかかっております。例えば、企業が正社員から非正社員へ雇用のシフト替えをしており、それに伴って収入の格差が明確になってきています。若者が結婚できる収入は年収５００万円が一つの目安となっており、非正社員の晩婚化、また、親の収入で子の学歴が決まるなどと言われるようになりました。ワーキングプーア呼ばれる年収が生活保護を受けている人たちより低い労働者が1,000万人に上っています。

このような厳しい経済情勢の中家庭の主婦をしており何も技術、資格を持っていない人が離婚して子どもを抱えて生活していくことは並大抵のことではありません。
これからは、夫婦間の問題も小さな内に賢く解決し、今以上に夫婦でお互いを支え合って生活していかなければならない、大変厳しい時代になってきていることを肝に銘じておいて欲しいものです。